カタルシストラック10　お気に入り度：★★★★

1stシングルKHAOSの曲、CACOPHONYと並ぶ、
Köziのハードロックテイストの曲です。

しかしこちらの曲は、歌詞の言葉の選び方を、
日本語中心にしようとしている趣があります。
CACOPHONYは全て英語でしたね。

唯一の英語が、タイトル名でも使われているCRUEL ARCADIAで、
CRUELは「狂った」、ARKADIAは「楽園」という意味です。
因みに「CRUEL ARCADIA」を連呼しているパートは、歌詞カードでは、

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Cruel Arcadia 狂えるアルカディア
Cruel Arcadia 狂えるアルカディア
狂えるアルカディア Cruel Arcadia
狂えるアルカディア ああCruel Arcadia
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となっています。

…なんかね、「CRUEL」って日本語でも「狂える」で、
同じなんだよー、って言いたいだけなんじゃないかともとれる作品です。
まあ、日本語と四字熟語でロックンロールをやりまくった、
という感じですかね。
それ以上の意味は多分ないので、ノリを楽しむのが良いと思います。

四字熟語はかなり沢山あります。
歌詞中で使われているのは、
怪怪奇奇、縦横無尽、阿鼻叫喚、百鬼夜行、傍若無人
厭離穢土、奇奇怪怪、変幻自在、魑魅魍魎

まあ、怪怪奇奇と奇奇怪怪は四字熟語のうちに入らないにしても、
随分投入したもんです。

何気に、この言葉の選び方はManaにも影響を与えたようで、
Moi dix Moisのシングル、Lamentful Missでは、
魑魅魍魎とか百鬼夜行とかいう言葉を歌詞に盛り込んでいます。
Manaは、他の作品でもKöziの歌詞の言葉から着想を得て、
作詞をしたのではないかと思われるものがいくつかあります。

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